ZabbixによるSQLServer監視 おすすめテンプレートと適用方法

Zabbix SQLServer監視　おすすめテンプレートと使用方法

テンプレートについて

• テンプレート名：
  • Zabbix-MSSQL-2008-2016
• テンプレートの入手先：
  • https://share.zabbix.com/databases/microsoft-sql-server/mssql-2008-2016-multiinstance
• 対応バージョン：
  • Zabbix3.4.ｘ

どこがおすすめなのか

オススメポイント１

ローレベルディスカバリにより、SQLServerに複数インスタンスが載っていても、それらすべての情報を取得してくれる。

　→　ローレベルディスカバリしないと、インスタンス名ごとに作らなければならないパラメータが多くて大変なのです。。

オススメポイント２

修正箇所が（それほど）多くない。

　→　色んな所を修正しなければならないと、サーバの台数が増えてきたときにしんどいのです。。。

オススメポイント３

Gitに公開されている。

　→　最新化の期待がもてる。

利用方法

1. 環境の確認

ZabbixAgentのインストールパスの確認
Zabbixエージェントのインストールパスに、「scripts」フォルダが存在しているかを確認する。
存在していなければ、「scripts」フォルダを作成する。

2. ファイルのコピー

「scripts」フォルダに以下のファイルをコピーする。

• database_status_disc.ps1
• logreader.ps1
• mssql_basename_new.ps1

3. Zabbix_agentd.confの変更

Zabbix_agentd.confをメモ帳等で開き、下記項目を修正する。

Timeout=30  
ServerActive=(IP of Zabbix server)  
UnsafeUserParameters=1  

下記項目を追記する。
※-File以降のパスは、「scripts」のフォルダのパスに変更してください。
※サンプルではC:\Program Files\Zabbix Agentに配置しています。

UserParameter=mssql.db.discovery,powershell -NoProfile -ExecutionPolicy Bypass -File "C:\Program Files\Zabbix Agent\scripts\mssql_basename_new.ps1"
UserParameter=mssql.discovery2,powershell -NoProfile -ExecutionPolicy Bypass -File "C:\Program Files\Zabbix Agent\scripts\mssql_basename_new.ps1"
UserParameter=mssql.errorlog,powershell -NoProfile -ExecutionPolicy Bypass -File "C:\Program Files\Zabbix Agent\scripts\logreader.ps1"

4. Zabbix_agentを再起動

タスクマネージャーのサービスからZabbix_agentを再起動する。
※起動しない場合には、３．で追記したパスが間違っている可能性があります。ご確認ください。

5. テンプレート（ディスカバリルール）の修正

scriptsフォルダのパスが異なっている場合には、テンプレートの修正が必要です。
以下のアイテムキーのパスを対象のscriptsパスへ変更してください。
テンプレート　→　ディスカバリルール　→　「Database Discovery」　→　アイテムのプロトタイプ

• 名前：

  SQL Server, Instance {#INST}, DB {#DBNAME}: Database Status

• キー：

  system.run["powershell C:\Program Files\Zabbix Agent\scripts\database_status_disc.ps1 -instName '{#INST}' -dbName '{#DBNAME}'"]

続いて、ディスカバリルールのフィルターを修正します。
「Database Discovery」　→　フィルター

• ラベル：{#DBNAME}
• 正規表現の中身をクリアする。

6. 監視対象のサーバへのテンプレート適用

しばらく（1時間程度？）するとローレベルディスカバリで情報が取得されます。

何が監視できるのか

• インスタンス単位のログ利用状況
• エラーログ出力状況
• Locks
• Memory
• Replica
• Wait
• Stats
• 等など

以上。

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