ZabbixによるWindows Server監視
WindowsServerでの作業
ZabbixエージェントはWindowsサービスとして動作します。
Zabbix-agentのインストール
以下のZabbixのオフィシャルサイトから、導入してあるZabbixサーバに合わせてダウンロードしてください。
https://www.zabbix.com/jp/download_agents
今回はZabbix3.4なので3.4.6のWindows用のDownloadボタンをクリックし、ダウンロードします。
Zabbix_agentd.confの編集
1.zabbix_agentd.win.confの名称変更
ダウンロードしたzabbix_agents_3.4.6.win.zipの配下には、「bin」と「conf」のフォルダが存在しています。
そのうちの「conf」フォルダ内にある、「zabbix_agentd.win.conf」の名前を「zabbix_agentd.conf」に変更してください。
2.zabbix_agentd.confの編集
「zabbix_agentd.conf」の以下の項目を監視対象のサーバと、Zabbixサーバ情報に合わせて編集してください。
LogFile=[ログ格納場所] Server=[zabbixサーバのIPアドレス] ServerActive=[zabbixサーバのIPアドレス] Hostname=[監視対象windowsのホスト名] SourceIP=[監視対象WindowsのIPアドレス]
※エージェント側で設定されたホスト名の値は、Zabbixサーバ側で設定する「ホスト名」と正確に一致させる必要があるので注意してください。
サーバでホスト名が一意に定義されている場合には、ホスト名に以下のコマンドが利用できます。
HostnameItem = system.hostname
system.hostnameを利用することで、zabbix_agentd.confファイルの構成を単純化して統一することが可能になります。
zabbix_agentdのインストール
1.「zabbix_agentd.conf」ファイルの移動
設定を変更した「zabbix_agentd.conf」ファイルを「bin」フォルダ内にある「win32」または「win64」フォルダ内にコピーします。
2.「zabbix_agentd関連ファイル」の移動
監視対象のWindowsServerのCドライブ直下に、対象のOSが32bitの場合はwin32フォルダを64bitの場合はwin64フォルダをそれぞれCドライブ直下にコピーします。
3.インストール
- コマンドプロンプトを「管理者として実行」します。
- コマンドからzabbix_agentd.exeを実行します。
zabbix_agentd.exe --config <your_configuration_file> --install
今回の例だと、
zabbix_agentd.exe --config c:\win64\zabbix_agentd.conf --install
以下の結果が返ってきたらインストール成功です ※アンインストールする場合はzabbix_agentd.exe -d
zabbix_agentd.exe [XXXX]: service [Zabbix Agent] installed successfully zabbix_agentd.exe [XXXX]: event source [Zabbix Agent] installed successfully
4.zabbix_agentdの起動・停止
エージェントサービスを開始するには、コントロールパネルを使用するかコマンドラインから実行します。
デフォルトの設定ファイルでZabbixエージェントの単一インスタンスを起動するには、コマンドプロンプトで以下のコマンドと実行します。
zabbix_agentd.exe --start
configを指定して実行したい場合には、
zabbix_agentd.exe --config <your_configuration_file> --start
今回の例だと、
zabbix_agentd.exe --config c:\win64\zabbix_agentd.conf --start
になります。
もしくは、[コンピュータ]-[管理]-[サービスとアプリケーション]-[サービス]を選択します。
サービス[zabbix-agent]を右クリックして「開始」をクリックします。
zabbixサーバでの作業
ここからはZabbixサーバの画面からの作業になります。
ホストの登録
設定 → ホスト → ホストの追加をクリック
以下の項目を設定して「保存」をクリックします。 「ホスト」タブ
- ホスト名:監視対象サーバのホスト名で、先ほど設定したHostnameを入力してください。
- 表示名:Zabbixで監視対象サーバをどう表示させるか。これは自由に入力してください。
- 所属グループ:自由に選択してください。
- エージェントのインタフェース:
「テンプレート」タブ
選択ボタンから追加したいテンプレートを選択し、必ず「追加リンク」をクリックしてださい。
※追加リンクをクリックしないで「追加ボタン」をクリックしても反映されません。
設定が完了したら、「追加ボタン」をクリックして内容を登録してください。
ホスト一覧にて今登録したサーバを確認し、エージェントのアイコンが赤から緑に変更されたら連携は成功です。
お疲れ様でした。