複数の値の 1 つに等しいセルの数をカウントする
一般式
=SUMPRODUCT(COUNTIF(範囲,検索条件))
概要
複数の値の 1 つに等しいセルの数をカウントするには、 SUMPRODUCT 関数の内部でCOUNTIF 関数を使用します。一般的な形式の式 (上記) 範囲はセルの範囲を表し、検索条件はカウントする値を表します。
この例では、セル G5 に次の数式が含まれています。
=SUMPRODUCT(COUNTIF(B5:B11,カウント条件))
注: COUNTIF は大文字と小文字を区別しません。
説明
COUNTIF は、指定した条件を満たす範囲内のセルの数をカウントします。COUNTIF にセル範囲を条件として指定すると、結果として数値の配列が返され、各数値は範囲内の 1 つの要素の数を表します。この場合、 "カウント条件" (D5:D7) には 3 つの値が含まれているため、COUNTIF は次のような配列に 3 の結果を返します。
=SUMPRODUCT({2;1;1})
値"マンゴー"は範囲内に2回、"桃"、および "梨"は、B5:B10 の範囲内に 1 回表示されます。この配列を処理するために、配列を操作するように設計された SUMPRODUCT 関数を使用します。SUMPRODUCT は、配列内の項目を単純に合計し、結果 4を返します。
配列定数を使用する
値の数が制限されている場合、次のようにSUMを使用して数式で配列定数を使用できます。
=SUM(COUNTIF(B5:B10,{"マンゴー","梨","桃"}))
ただし、抽出条件でセル参照を使用する場合は、配列数式として入力するか、SUMPRODUCT に切り替える必要があります。