ZabbixによるWindows Performance Counterの取得設定
Zabbixでは、Windows ServerのPerformanceCounterを監視することができます。
監視対象項目の確認(WindowsServer)
PerformanceCounterの調査
対象のWindowsServerにて、監視したいPerformanceCounterの情報を調査します。
1.対象のWindowsServerにて、コマンドプロンプトを起動します。
2.PerformanceCounterの情報を取得するコマンドの実行
実行するコマンドは以下の通りです。
typeperf -qx > typeperf.txt
このコマンドを実行することで、typeperfの結果をすべて「typeperf.txt」に出力します。
なぜtxtに出力しているかというと、コマンドプロンプトでただ実行してしまうと、コマンドプロンプトに表示しきれないためである。
3.取得予定のPerformanceCounterのテスト
ここでは、CPU使用率を取得するPerformanceCounterの「\Processor(0)\Interrupts/sec」を追加したい。とすると、
以下のコマンドを試しにコマンドプロンプトで実行してみるものとする。
typeperf "\Processor(0)\Interrupts/sec"
実行した結果、正しく値が表示されれば成功である。
typeperf "\Processor(0)\Interrupts/sec" "(PDH-CSV 4.0)","\Processor(0)\Interrupts/sec" "03/10/2018 13:52:03.266","2103.091475" "03/10/2018 13:52:04.267","2404.211612" "03/10/2018 13:52:05.268","2131.589039" "03/10/2018 13:52:06.270","2505.381977"
ユーザパラメータの設定
監視方法として、ユーザパラメータで値を取得するように設定することもできます。
その場合には、zabbix_agentd.confにUserParamaterを追加してやります。
PerfCounter=UserPerfCounter1,"\Processor(0)\Interrupts/sec",30
設定ファイルを変更した後は、Zabbix エージェントを再スタートすることを忘れないでください。
Zabbix側の設定
あとは、監視したい情報を対象のサーバのアイテムとして登録をしてやります。
- [設定]→[ホスト]を選択
- ホストの行の[アイテム]をクリック
- 画面右上の[アイテムの作成]をクリック
- フォーム内のアイテムのパラメータを入力
perf_counter[] キーを使用することによって、Windows パフォーマンスカウンタを効果的に監視することができます。
例:
perf_counter["\Processor(0)\Interrupts/sec"]
または
perf_counter["\Processor(0)\Interrupts/sec", 10]
ユーザパラメータで設定している場合には、以下のようにキーを設定します。
UserPerfCounter1
以上です。
お疲れ様でした。