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EXCELのXLOOKUPによる横持ちのデータ検索

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XLOOKUP水平ルックアップ(横持ちのデータ検索)

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XLOOKUPによる横持ちのデータ検索

概要

XLOOKUP関数を使用して水平ルックアップ(横検索)を実行するには、垂直ルックアップの場合と同様のイメージで、検索範囲と戻り範囲を横向きで指定します。画像の例で検索する場合の式は次のとおりです。

=XLOOKUP(E5,数量,割引,,-1)

※ここで、数量(C4:F4)と割引(C5:F5)は名前付き範囲です。

一般的な式

=XLOOKUP(検索値,検索範囲,戻り範囲,,-1) // 近似一致
=XLOOKUP(検索値,検索範囲,戻り範囲) // 完全一致

説明

XLOOKUP関数の優れた利点の1つは、水平ルックアップに使用される構文が垂直ルックアップの場合と同じであることです。

示されている例では、C4:F5のデータに数量ベースの割引が入力されています。数量が増えると、割引も増えます。右の表は、いくつかのランダムな数量に対してXLOOKUPによって返される割引を示しています。F5の式は次のとおりです。

=XLOOKUP(E5,数量,割引,,-1)

名前付き範囲を使用しない場合には次のようになります。

=XLOOKUP(H5,$C$4:$F$4,$C$5:$F$5,,-1)

XLOOKUPの引数は次のように構成されます。

  • 検索値は、セルE5から来ています
  • 検索配列は、名前付き範囲の数量(C4:F4)
  • 戻り値は、名前付き範囲の割引(C5:F5)
  • 見つからない場合の引数は設定無し
  • 一致モードは-1(完全一致または次の小さい値)に設定されています

各行で、XLOOKUPはC4:F4の範囲の数量を検索します。完全に一致するものが見つかると、行5の対応する割引が返されます。完全一致が見つからない場合は、次に少ない数量に関連付けられた割引が返されます。